SOUNDPEATSのオープンイヤー型イヤホン「GoFree 2s」を試してみました。
SOUNDPEATSといえば、個人的には「価格以上に良い音を聴かせてくれる」製品が多く、これまでにもいくつもの製品を愛用してきたメーカーです。
今回のGoFree 2sも期待していたのですが、実際に使ってみた正直な感想は、
「個人的にはちょっとハマらなかった」
というものでした。
ただ一方で、スポーツやウォーキングなど、イヤーフック型ならではの使い方をするのであれば、全く違った評価になる製品だと思います。
今回はGoFree 2sの音質や装着感、操作性などをチェックしながら、手元にあるSOUNDPEATSの「Air6 HS」「UU」「UU2」とも聴き比べてみました。
※販売開始前の製品を実際に試す機会があり、実機を使ってレビューしました。
今後ファームウェアや仕様などが変更される可能性があります。本記事の内容は、今回試用した製品をもとにしたものです。
SOUNDPEATS GoFree 2sはどんな製品?
GoFree 2sは、耳を塞がずに音楽を楽しめるオープンイヤー型のイヤホンです。
一般的なインナーイヤー型イヤホンとは違い、耳の穴を塞がず、イヤーフックを耳に掛けて装着します。
「スポーツに最適化されたオープンイヤーイヤホン」という位置付けの製品で、周囲の音を聞きながら音楽や動画などを楽しめるのが特徴です。
ジョギングやウォーキング、ジムなど、周囲の状況を把握しながら音楽を聴きたい場面とは相性が良さそうです。
なお、私自身は屋外でジョギングしたりジムに行って体を動かすなどの習慣がないため、この製品の想定ユーザーとは少しズレているかもしれません。
そのため、今回は「スポーツ用としてどうか」というよりも、普段使いのイヤホンとして実際にどう感じたのかを中心にレビューしています。
この記事で実際に使用・評価した製品がセール対象商品になっています。
本製品が気になった方は、お早めにチェックしてみてください(セールは2026/10/19まで)。
※セール価格・在庫状況は変更される場合があります。
GoFree 2sの音はどう?
オープンイヤー型らしく、音の傾向は全体的に明るく、開放感があります。
耳を塞がない構造なので、カナル型イヤホンのような閉塞感はありません。
個人的には、音楽をじっくり聴き込むというより
「周囲の音を聞きながら、音楽をBGMとして流しておく」
という使い方には向いているという印象です。
スポーツ中のBGMとして考えれば、十分な音質です。
ただ、静かな自室でじっくりと音楽に没入しようとすると、音質面で今ひとつしっくりこない感覚があり、個人的には本製品は手持ちのイヤホンのファーストチョイスにはなりませんでした。
本製品単独で聴いているうちはハッキリ分からなかった「しっくりこなかった」点が、手持ちの他のSOUNDPEATS製品と聴き比べると見えてきました。
その辺りの詳細は、後ほど詳しく触れていきます。
GoFree 2sの良かったところ
明るく開放感のある音
まず、オープンイヤーらしい明るさと開放感がしっかりあります。
耳を塞がないので周囲の音も聞き取りやすく、音楽と外部の音が完全に分離されるような感覚ではありません。
そのため、音楽に集中するというより、日常生活の中に音楽を取り入れるような使い方に向いています。
ウォーキングや軽い運動、家事などをしながら音楽を聴くには、この開放感がメリットになると思います。
EQによって音の印象をかなり変えられる
GoFree 2sを使っていて、個人的に特に面白いと感じたのがEQによる音質の変化です。
オープンイヤー型というと、「耳を塞がない代わりに、音質についてはある程度割り切るもの」というイメージもあります。
ところがGoFree 2sは、EQ設定によって音の印象をかなり変えられます。
単純に低音や高音を少し調整するというより、プリセットによって音のキャラクターそのものがガラっと変わる印象です。
設定によっては、
「これ、本当に同じイヤホン?」
と思うくらい印象が変わります。
そのため、ひとつの音質を気に入るかどうかだけではなく、使う場面に合わせて音の方向性を変えられるのが面白いところです。
例えば、実際に私がジョギングやジムで使ったわけではありませんが、EQの自由度を活かした用途を想像すると、
・屋外をジョギングする際、周囲の音がしっかり聞こえるようにするためにあまり音量を上げたくない場合、「明るく軽快な音で音楽をBGMとして楽しむ」もしくは「低音を強調した設定で、音量を上げすぎなくても音楽のメリハリを感じやすくする」使い方が考えられそう
・ジムでランニングマシーンやエアロバイクを使う際、周囲の環境音を意識せず好きな音楽を少し大きめの音量で聴きたい場合、ドンシャリ系のメリハリある音でテンションを上げていく
このように、同じイヤホンでもEQを切り替えることで違った楽しみ方ができます。
こうした「使う場所や気分によって音を変えられる」という自由度は、スポーツ用途を想定したオープンイヤー型イヤホンとは相性が良いと思います。
個人的には、GoFree 2sのEQは「音質を追い込むための機能」というより、その日の気分や使うシーンに合わせて音楽を楽しむための機能として考えると面白いと感じました。
装着感が良い
GoFree 2sはイヤーフックを耳の上からぐるっと回りこむように掛けて固定する構造です。
耳に挟んで固定するイヤーカフ型も安定感は感じられますが、スポーツなどで頭や身体が大きく動く場合には、GoFree 2sのイヤーフック式のほうがより安心感を得やすいように思います。
また、フック部分等にはシリコン素材が採用されていて、耳当たりが良いのも好印象です。
実際に装着してみても、小走りしたり頭を動かした程度では外れそうな不安はありませんでした。
もちろん「絶対に外れない」と断定はできませんが、運動時の安定性を重視した設計であることは十分に伝わってきます。
GoFree 2sの気になったところ
音の広がり感がもう少し欲しい
個人的に一番気になったのが、音の広がり感です。
SOUNDPEATSのイヤホンは多くの製品がパワー感と広がりのある音を出してくれる印象なのですが、本製品についは、音の広がりをそれほど感じません。
手持ちの他製品と聴き比べると、左右チャンネルの音がやや真ん中に寄ったような聞こえ方で、あえて極端に厳しく表現するならば「モノラルっぽい」と感じました。
もちろん、実際にモノラル音声になっているという意味ではなく、あくまで私が音を聴いたときの印象です。
EQプリセットによって音量が変わる、変更時に音が途切れる
EQのプリセットを切り替えると、プリセットによって音量そのものが上がったり下がったりしてしまいます。
また、プリセットを変更すると音に反映されるまで少しラグがあり、その間に再生中の音楽が一瞬途切れます。
どちらも頻繁にEQを変更する使い方をしなければ大きな問題ではないのですが、使用シーンに合わせてEQを切り替え色んな音を楽しめる製品だけに、もう少しスムーズだと使いやすいと思います。
なお、今回試しているのは正式販売前の製品です。
音の広がり感が弱いと感じた点も含め、これらの気になった点はファームウェアやアプリ側のアップデートによって改善される可能性もあります。
そのため、現時点では「気になった点」として評価し、正式販売時には改善されることに期待したいと思います。
タッチ操作は個人的には物理ボタンが好み
操作はタッチセンサー式です。
タッチ操作そのものはスマートで便利なのですが、個人的には物理ボタンのほうが好みです。
装着時、装着したあとの位置の微調整等で本体に触れた際に、意図せずタッチ操作が反応してしまうことがありました。
ボリュームのアップダウンなど、操作するつもりがないのに反応してしまうのは、個人的には少し気になります。
ただ、アプリでタッチ操作のオンオフを切り替えられ、私はタッチセンサーのイヤホンはタッチオフで使用するので大きな問題とは思っていません。
タッチセンサー式については慣れればそれほど問題にならなくなる可能性もありますし、逆にタッチセンサー式の方が便利という方もいますので、ここは好みが分かれるところだと思います。
装着方式の違うSOUNDPEATSの4機種を聴き比べてみた
ここまでGoFree 2sの良いところ・気になるところを挙げていきましたが、「耳を塞がない・開放型のイヤホン」という共通点を持つ、手持ちのSOUNDPEATS 4製品を聞き比べたところ、それぞれに興味深い違いが浮き彫りになったので、比較した結果をまとめてみました。
今回比較したのは、
- Air6 HS:インナーイヤー型
- UU:イヤーカフ型
- UU2:イヤーカフ型
- GoFree 2s:イヤーフック型
の4機種です。
「どれが一番良い」という順位付けではなく、それぞれの特徴や一長一短を比較しています。
Air6 HS|音質を重視するならこれ
Air6 HSはインナーイヤー型です。
4製品を聴き比べた中では、音質については個人的にAir6 HSが一番良いと評価しました。
低音から高音までのバランスが良く、音のまとまりも良い印象で大きな欠点が感じられません。
「耳を塞がないタイプでも、できるだけ音楽をしっかり楽しみたい」という人には、個人的には一番おすすめしやすい製品です。
また、インナーイヤー型なので耳穴を完全に密閉するカナル型とは違い、周囲の音もある程度聞こえます。
ただし、今回比較した他の3製品と比べると、周囲への開放感はやや控えめです。
そして、装着方式の違いから、4製品の中では一番落としやすいと感じました。
耳に乗せるだけの構造なので、普通に使っている分には問題ありませんが、身体を大きく動かしたり、何かの拍子にイヤホンへ触れたりしたときには、イヤーカフ型やイヤーフック型よりも落下には注意が必要です。
Air6 HSの印象
◎ 音質は4製品中、一番好み
○ 周囲への開放感もある
△ 他製品と比べると落としやすい
UU|開放感と軽い装着感が魅力
UUはイヤーカフ型のイヤホンです。
4製品を聴き比べて、明るさや音の広がり感はUUが個人的に一番好みでした。
低音は4製品の中では最も弱く感じますが、その代わりに軽快で明るく、まとまりのある心地よさが感じられます。「低音の迫力よりも、開放感のある音が好き」という人には、かなり魅力的な音だと思います。
そしてUUの大きな魅力が装着感です。
耳を挟むように装着するため、実際に付けていると、
「イヤホンを付けていることを忘れる」
くらい軽く感じます。
それでいて耳を挟んで固定するため、Air6 HSよりも落としにくく、普通に歩いたり動いたりする程度であれば十分な安心感があります。
音質、装着感、落としにくさのバランスが良く、個人的にはかなり好きなタイプです。
一方で、低音の量感を求める人には少し物足りないかもしれません。
UUの印象
◎ 明るさ・音の広がり感は4製品中、一番好み
◎ 付けているのを忘れるくらい軽い
○ 耳に挟む装着なので落としにくい
△ 4製品の中では低音が最も弱い
UU2|UUの軽さを残しつつ低音を強化
UU2もイヤーカフ型です。
装着感についてはUUと同様に非常に軽く、付けていることを忘れるような感覚があります。
耳に挟んで固定する構造なので、こちらも落としにくさは十分です。
音についてはUUと比較すると、低音が強化されています。
UUの明るく軽快でまとまりの良い方向性に対して、UU2はもう少し音がダイレクトに届くような感じがあり、力強さやパワー感が増している印象です。
そのため、
「落としにくいイヤーカフ型を使いたいけど、もう少し低音や迫力が欲しい」
という人にはUU2のほうが合うかもしれません。
一方で、UUと比べると明るさや音の広がり感はやや控えめに感じます。
UUとUU2は装着方式こそ同じですが、音の方向性は意外と異なっているように感じられました。
UU2の印象
◎ 付けているのを忘れるくらい軽い(UUと同様)
◎ UUより低音が強く、力強さ・パワー感がある
○ 耳に挟む装着なので落としにくい(UUと同様)
△ UUと比べると明るさ・広がり感はやや控えめ
GoFree 2s|落としにくさと開放感は一番
GoFree 2sはイヤーフック型で、4製品の中では落としにくさが一番優れていると感じました。
耳の後ろにイヤーフックを回して固定するため、イヤホン本体が耳から外れにくく、身体を動かすスポーツ用途との相性が良さそうです。
また、イヤホン本体が一番耳穴から遠いためか、4製品の中でも特に開放感が高く、周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい場合には最も向いていると思います。
音については、全体的に明るく、オープンイヤーらしい開放感があります。
さらに、GoFree 2sはEQプリセットによる音質の変化が大きく、設定によって音のキャラクターをかなり変えられます。
例えば、屋外でジョギングしながら小さめの音量でBGMとして楽しむなら明るく軽快な設定。
ジムでランニングマシーンやバイクを漕ぎながら、好きな音楽でテンションを上げたいなら、低音を効かせたメリハリのある設定など。
このように、使うシーンや気分に合わせて音を変えて楽しめるのはGoFree 2sの面白いところだと思います。
一方で、音楽そのものに集中して聴く場合には、個人的には音の広がり感が少し物足りない印象です。
明るさはあるものの、UUなどと比べると左右への音の広がりが弱く感じられました。
スポーツ中のBGMとして使うのであれば大きな不満ではありませんが、音楽鑑賞に没入しようとすると、この部分が気になってきます。
GoFree 2sの印象
◎ 4製品の中で落としにくさは一番
◎ 周囲への開放感も一番高い
○ EQプリセットによって、シーンに合わせて音を変えて楽しめる
△ 音楽に集中すると、音の広がり感の弱さが気になる
4製品比較のまとめ
こうして並べてみると、装着方式の違いによって、それぞれ得意な方向がかなり違うことが分かります。
| 製品 | 装着方式 | 特に良いところ | 気になるところ |
|---|---|---|---|
| Air6 HS | インナーイヤー型 | 音のまとまり・音質 | 落としやすい |
| UU | イヤーカフ型 | 明るさ・広がり・軽い装着感 | 低音が弱い |
| UU2 | イヤーカフ型 | 軽い装着感・低音・パワー感 | UUより広がり感は控えめ |
| GoFree 2s | イヤーフック型 | 落としにくさ・開放感・EQメリハリ | 音の広がり感 |
各製品を一言で比較するなら、全体的な音質ならAir6 HS、軽い装着感と開放感ならUU、軽い装着感とパワー感ならUU2、落としにくさと開放感・EQのメリハリならGoFree 2sという印象です。
つまり、「どれが一番良いか」ではなく、
「自分が何を重視するか」
によって選ぶ製品が変わってくるように思いました。
今回GoFree 2sを使ってみて、個人的には音楽鑑賞用として少し物足りなさを感じましたが、その一方で、落としにくさや周囲への開放感を重視する人にとっては大きなメリットになるということでもあります。
イヤホンを選ぶときは、「音質」だけでなく「用途」にも注目すると、自分に合った製品を選びやすくなると思います。
SOUNDPEATS GoFree 2sの評価
ここまでの内容をふまえた総合評価は、
★★★☆☆ 3.5
としました。
やや渋めの評価とはなりましたが、これは私自身の用途や音の好みとの相性による部分が大きい、個人的評価です。
一方で、
「スポーツやウォーキングをしながら、周囲の音を聞きつつ音楽を楽しみたい」
という人には、満足感を得られる製品になり得ると思います。
なお、繰り返しになりますが、今回試した製品は販売開始前のものなので、今後ファームウェアアップデートなどによって気になった部分が改善される可能性もあります。製品詳細や他の購入された方のレビューも参考にしてみてください。
この記事で実際に使用・評価した製品がセール対象商品になっています。
本製品が気になった方は、お早めにチェックしてみてください(セールは2026/10/19まで)。
※セール価格・在庫状況は変更される場合があります。
こんな人にはGoFree 2sがおすすめ
- ジョギングやウォーキングで使いたい
- ジムで音楽を聴きながら運動したい
- 耳を塞ぐイヤホンが苦手
- 周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい
- 音楽に没入するよりBGM感覚で聴きたい
- EQで音の雰囲気を変えて楽しみたい
逆に、スポーツ用途よりも音楽鑑賞を重視するのであれば、Air6 HSやUU、UU2なども検討してみることをおすすめします。
私ならこう選ぶ、オープンイヤー系イヤホン
ここまで読んでいただき有難うございました。
最後に、おまけ的な内容にはなりますが「重視するポイント」切り口で「私だったらこの製品を選ぶ」を表にしてみました。個人的な意見ですが参考になれば幸いです。


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