【実測レビュー】SEALIGHT ハンディクリーナーは本当に使える?吸引力・騒音を実機検証

ガジェットレビュー

結論:SEALIGHT ハンディクリーナーの評価

率直に言うとSEALIGHTのハンディクリーナーは吸引力の強さや機能の豊富さを売りにした製品ではありません。
吸引モードの切り替えはなく、バッテリー残量も表示されない。吸引力の実測値も、私が所有しているハンディクリーナーの中では控えめな数値です。

それでも個人的には、「車内やデスク周りなどをこまめに掃除したい、掃除もゴミ捨ても手間なく済ませたい、という人には結構おすすめできる製品」というのが本製品に対する評価(結論)です。

吸引モードの切り替えがない分、電源ボタンを1回押せば起動し、もう1回押せば停止してくれる。
ゴミ捨てもワンプッシュで行えるため、ダストボックスに溜まったゴミも引っかからず捨てやすい。
高機能な他のハンディクリーナーと実際に使い比べてみると、日常のちょっとした掃除では、こうした基本動作のシンプルさが思いのほか大きなメリットになると感じました。

強力な吸引力や多機能さを求める人には向かない製品ですが、気になったゴミをサッと吸い取り、掃除が終わったらサッと捨てる。そんな使い方をしたい人にとっては、十分に選ぶ価値のある1台です。

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製品概要

本製品は、USB Type-C充電式のコードレスハンディクリーナーです。

・公称吸引力:13000Pa(13KPa)
・質量:498g(公称値) ※手元の製品での実測値は約394g
・吸引モード:切り替えなし
・フィルター:HEPAフィルター(水洗いOK)
・ゴミ捨て:ボタンを押してダストカップを開くワンタッチ式
・付属品:日本語の取扱説明書、複数のノズル類、USB充電ケーブル(Type-A → C)

形状はハンディクリーナーとしては一般的なドライヤー型で、製品本体のみの質量は手元製品の実測で約394、ドライヤー型ハンディクリーナーとしては軽い方だと思います。

【実測】吸引力を検証

測定条件

自作の吸引力テスターで測定しました。
・真空計を使用
・内径6mmおよび10mmのホースを通したゴムシートを製品本体の吸引口に当てて吸引
・当ブログでの評価目安
 ~8KPa:弱い
 8~12KPa:普通
 12KPa~:強い

なお、このテスターは、吸引力の絶対値を厳密に評価する(カタログ値どおりなのか?)ことが目的ではなく、同じ測定環境で複数製品を測りハンディクリーナー同士の性能差を客観的に比較できるようにすることを目的としています。

測定結果

ホース内径吸引圧
6mm(中負荷)約-15kPa
10mm(実使用)約-10kPa

※マイナスの数値が大きくなるほど吸引力が強い事を表します。
また、ホース内径が小さくなるほど製品自体の吸引力(モーターの実力)に近くなり、ホース内径が大きくなるほど吸引範囲が広くなるぶん実使用場面に近くなってきます(当ブログではいろんな製品で測定に支障なく同一条件で測定できるよう、また測定精度を少しでも上げられるよう2種類のホース内径で測定しています)。

吸引力の評価

手持ちのハンディクリーナーの中では、本製品の吸引力は控えめな結果となりました。

「ちゃんと実用になるの?」と不安になりそうですが、日常生活の中で実際に使った印象では個人的には意外と不満は感じていません。
👇は米粒を吸引する動画ですが、しっかり吸い込めている事を確認できると思います。

より強い吸引力を優先する用途なら他の製品が候補になりますが、日常のちょい掃除を目的にするなら、必要以上に吸引力の数値だけにこだわる必要はないと感じているのも正直なところです。

動作音・静音性

動作音の測定
・電源OFF:約47dBA ※静かな部屋程度の音
・電源ON:約76.5dBA(製品から1mくらい離れたところから測定)
約30dBAの上昇

動作音の評価
・一般的な掃除機レベルの音量
・音質は中音寄り ※米粒吸引動画で動作音を聞けます

数値は他の製品とほぼ同じくらいでした。
静かとは言えないものの、ハンディクリーナーとしては普通という印象です。

本製品の使いやすさはどう?

SEALIGHTのハンディクリーナーは、吸引力や機能の豊富さよりも、日常的に使う際の手軽さに魅力を感じた製品です。
実際に使ってみると、ゴミ捨てのしやすさやフィルターのお手入れ、電源操作のシンプルさなど「結局のところ、ハンディクリーナーってこういうので良いんじゃないか?」と思わされます。
ここでは、私が実際に他のハンディクリーナーと使い比べて感じた、本製品の使いやすさについて紹介します。

ワンタッチオープンだけでない、ゴミ捨てがしやすい理由

本製品の使いやすさを感じるポイントのひとつが、ゴミ捨てのしやすさです。

ダストボックスのフタはワンプッシュで開けられるため、溜まったゴミを捨てる際も手間がかかりません。
ただ、実際に複数のハンディクリーナーを使い比べてみると、ゴミ捨てのしやすさはフタの開けやすさだけでは決まらないとつくづく実感します。

意外と重要なのが、フタを開けた後、ゴミがスムーズに落ちてくれるかどうかです。

製品によっては、ダストボックスとフィルターの隙間にゴミが溜まり、フタを開けてもなかなか落ちてくれないことがあります。指で掻き出すのは抵抗がありますし、結局ダストボックスやフィルターを取り外して掃除するとなると、せっかく手軽に使えるハンディクリーナーなのに、ゴミ捨てのたびに余計な手間がかかってしまいます。

その点、本製品はこうしたゴミの引っかかりによるストレスが、私が使っている他の製品と比べて少ないと感じています。

掃除そのものが手軽でも、後片付けに手間がかかると、だんだん使うのが面倒になってしまうもの。フタを開けやすいだけでなく、ゴミを捨てるところまでスムーズに済ませやすいことは、日常的に使うハンディクリーナーとして大きなメリットだと思います。

HEPAフィルターのみであることのメリット

本製品のフィルターはHEPAのみです。
高機能なハンディクリーナーではフィルターが2重(ステンレス+HEPA)になっているものもあります。単純に考えると「シングルより2重フィルターの方が上」と思いがちですが、両方使ってみると一長一短あるように感じています。

2重フィルターはある程度のゴミはステンレスフィルターで受け止めるため、HEPAフィルターが汚れにくいメリットはあるのですが、やはりステンレスフィルターで全てのゴミを受け止めてはくれません。
ステンレスフィルターをすり抜けた微細なゴミは2つのフィルターの間に溜まり、このゴミはワンタッチでは捨てられません。
また、2重フィルターによってダストボックス内のスペースが狭くなり、ワンタッチでダストボックスをオープンできてもゴミが捨てづらくなる傾向も見られました。

一方、本製品はワンタッチオープンでダストボックスを開くだけで溜まったゴミを捨てる事ができます。フィルターは水洗いができるので、汚れが酷くなる前にサッと洗って陰干しすれば長く使えます。

吸引モードがないから、操作がシンプルでノンストレス

本製品には複数の吸引モードはなく、ボタンもシンプルな物理ボタンのみです。
ボタンを押すと吸引が始まり、もう一度押すと吸引が終了する。
いろいろなハンディクリーナーを機能で比較すると、本製品は物足りなく感じそうです。
しかし、このシンプルさが、こまめに使いたい人ほど大きな違いになってきます。

例えば、3段階(弱/中/強)の吸引モードがあるハンディクリーナーの場合、
電源ボタン長押しで電源ON&弱で吸引 → 電源ボタンを押すと風量「中」で吸引 → 電源ボタンを押すと風量「強」で吸引 → 電源ボタンを押すと電源オフ
の繰り返しになります。つまり、長押し+3回の電源ボタンプッシュの操作が必要になります。

デスク周りを掃除した後、まだゴミが残っているのが目に付いた。
こういった事は良くあると思うのですが、目に付いたゴミを掃除するたびに電源ボタンを4回も押すことを繰り返していると、だんだん「もういいや」とこまめな掃除をしなくなるか、「面倒くさいな」とストレスを感じながら使い続けるか、どちらかになるのは想像できるのではないでしょうか。

使う人や使い方によって変わってくるかもしれませんが、私の場合は複数の吸引モードがあるクリーナーでも結局、一番吸引の弱いモードで事足りています。
であれば、「シンプル操作ならではの快適さ」に魅力を感じる人には、本製品は有力な購入候補になるのではないかと思います。

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他機種(定番のマキタ社コードレス掃除機)との比較

ロングセラーでユーザー評価も高い、マキタのコードレス掃除機(CL107)も所有しているので、パワフルモードの吸引力を同様の方法で測定したところ
・実用吸引力(10mm):約-10KPa
と本製品とほぼ同等の結果になりました。
ただし実際の使用感は異なり、
・マキタ → 風量重視で広範囲に強い(掃除機的な使い方)
・本製品 → ピンポイント吸引に強い
という違いはあります。

数値だけでは分からない「特性の違い」があります

なお、マキタ掃除機の動作音は約83dBAでした(本製品の方が動作音はやや控えめ)。

まとめ

総合評価

★★★★★☆☆(4.0 / 5.0)
手軽さ・操作性:★★★★★
ゴミ捨て:★★★★★
吸引力:★★★
コンパクトさ:★★★

本製品は、吸引力は他の製品と比べて控えめだったり、バッテリー残量表示や暗いところを照らすLEDライトなどの便利機能もありません。
しかし、ハンディクリーナーとして「サッと気軽に使う」「サッと溜まったゴミを捨てる」という基本的な使いやすさに関しては手持ちの他製品とくらべてトップクラスであり、デメリットを超えるメリットを評価して個人的には「4.0」としたいと思います。

なお、価格については時期によって変動する可能性もあり、記事中では具体的に触れないようにしているのですが、比較的リーズナブルな価格で販売されています。
買いやすい価格ですので、ハンディクリーナーの1台目として購入してみるのも悪くないと思います。

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本製品をおすすめできる人・できない人

ここまで解説してきたとおり、本製品を一言で表すと「シンプル・イズ・ベスト」です。
「電源オン・電源オフ・ゴミ捨て」というハンディクリーナーとしての基本的な使い方が他の製品と比べて最小の労力でできる点が最大のセールスポイントだと思います。

ですので、
・車内やデスク周りの小さなゴミをこまめに掃除したい
・電源操作やゴミ捨てに手間をかけたくない
という人におすすめしたい製品です。

逆に、
・掃除の頻度はそれほど多くない
・吸引力にはこだわりたい
という人なら、吸引力が強力な製品・多機能な製品を選択した方が満足できるかもしれません。

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