【実測レビュー】MD-V106 MADELINE SPハンディクリーナーを正直レビュー

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ハンディクリーナーは、車内の掃除や家具の隙間、ちょっとした食べこぼしなどを手軽に掃除できる便利なアイテムです。

ただ、Amazonなどで探してみると同じような製品が数多く販売されており、吸引力や使い勝手にどのくらい違いがあるのか、商品ページのスペックだけでは判断しにくいと感じます。

今回は、MD-V106 MADELINE SPハンディクリーナーを実際に使用し、外観や使い勝手、ゴミ捨てのしやすさなどを確認しました。

さらに、自作の吸引力テスターを使って吸引力を測定。これまでに使用してきたほかのハンディクリーナーと比較しながら、本製品の実力を検証していきます。

MD-V106 MADELINE SPハンディクリーナーの基本情報

本製品は、USB Type-C充電式のコードレスハンディクリーナーです。
公称吸引力は14,000Pa。製品紹介ページでは、実機測定に基づいた吸引力を採用していることがアピールされています。
主な特徴は以下のとおりです。

  • 公称吸引力:14,000Pa(14KPa)
  • 質量:約417g(公称値)※手元の製品での実測値は432g
  • 風量:2段階
  • バッテリー残量表示:3段階
  • フィルター:ステンレスフィルター+HEPAフィルター
  • ゴミ捨て:ボタンを押してダストカップを開くワンタッチ式
  • 付属品:日本語の取扱説明書、複数のノズル類、収納袋など

吸引力だけでなく、フィルター構成やゴミ捨てのしやすさにも配慮された製品です。
それでは、実際に使って気づいた点を紹介していきます。

外観・サイズはオーソドックス。ベージュのカラーが特徴的

本体は、一般的なドライヤー型のハンディクリーナーです。

質量は公称417g(手元の製品での実測値は432g)。これまで使用してきたほかのハンディクリーナーと比較しても、特別に大きい、小さいという印象はなく、一般的なサイズだと感じました。
コンパクトさや軽さを特に重視した製品というより、標準的なサイズのハンディクリーナーと考えるとイメージしやすいと思います。

個人的に好印象だったのが本体カラーです。
ハンディクリーナーはブラックやグレー、シルバーなど、どちらかというと無骨な印象の製品が多いですが、本製品はベージュ系のカラーを採用しています。
性能に直接関係する部分ではありませんが、工具のような雰囲気が強い製品が好みではない人や、部屋に置いたときの見た目も気になる人には、魅力のひとつになると思います。

ノズル類に加えて収納袋も付属

付属品として、掃除する場所に応じて使い分けられる複数のノズル類が用意されています。
このあたりは、ほかの多機能ハンディクリーナーでもよく見られる構成です。

本製品で少し便利に感じたのは、収納袋が付属していること。
本体も収納できるサイズですが、個人的にはノズルなどの付属品をまとめて入れておく使い方が便利だと感じました。
ハンディクリーナーは、購入時には複数のノズルが付属していても、使っているうちに付属品がバラバラになり、必要なときに見つからなくなることがあります。
収納袋にまとめておけば、付属品を紛失しにくく、必要なときに取り出しやすくなります。
細かな部分ではありますが、こうした付属品の管理がしやすいのは良いところです。

バッテリー残量と風量をランプで確認できる

バッテリー残量は3段階、風量は2段階のランプで確認できる仕組みです。
バッテリー残量がまったく分からない製品と比べれば、充電が必要になるタイミングを把握しやすいのはメリットです。

ただし、残量表示はパーセント単位ではなく3段階です。
より細かく残量を把握したい場合は、パーセント表示に対応した製品の方が便利ですが、普段使いでおおよその残量を確認するという目的であれば、実用的な表示だと思います。
個人的には3段階表示で不満は感じません。

吸引力を実測!手持ちの製品の中でも最強クラス

本製品で特に注目したいのが、吸引力です。
公称吸引力は14,000Pa。
ハンディクリーナーの中には、さらに大きな数値をアピールしている製品もあるため、スペックだけを見ると突出して高い数値には感じないかもしれません。
販売ページでは「市場の誇張表記とは異なり、本機は実機測定ベースの吸引力を採用」と説明されています。
ということで、実際の吸引力はどうなのでしょうか。

測定条件

自作の吸引力テスターで測定しました。
・真空計を使用
・内径6mmおよび10mmのホースを通したゴムシートを製品本体の吸引口に当てて吸引
・当ブログでの評価目安
 ~8KPa:弱い
 8~12KPa:普通
 12KPa~:強い

なお、このテスターは、吸引力の絶対値を厳密に評価する(カタログ値どおりなのか?)ことが目的ではなく、同じ測定環境で複数製品を測りハンディクリーナー同士の性能差を客観的に比較できるようにすることを目的としています。

測定結果

本製品は電源ボタン長押しで電源オン+レベル1吸引(標準)、もう一度電源ボタンを押すとレベル2(強)と2段階で吸引量が変わるので、それぞれのレベルで測定しました。

※マイナスの数値が大きくなるほど吸引力が強い事を表します。
また、ホース内径が小さくなるほど製品自体の吸引力(モーターの実力)に近くなり、ホース内径が大きくなるほど吸引範囲が広くなるぶん実使用場面に近くなってきます(当ブログではいろんな製品で測定に支障なく同一条件で測定できるよう、また測定精度を少しでも上げられるよう2種類のホース内径で測定しています)。

ホース内径風量レベル1(標準)風量レベル2(強)
6mm-35KPa-45KPa
10mm-25KPa-35KPa

結果、これまでに測定した手持ちのハンディクリーナーの中でも、最強クラスの数値になりました。
レベル1(標準)で既に他製品の風量強レベルかそれ以上です。

もちろん、この測定値だけで実際の掃除性能がすべて決まるわけではありませんが、少なくとも今回の測定結果からは本製品がハンディクリーナーとしては強い吸引力を備えていることが分かりました。
吸引力を重視してハンディクリーナーを選びたい人にとっては、注目したいポイントです。

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ステンレス+HEPAの2重フィルターは使いやすい?

本製品は、ステンレスフィルターとHEPAフィルターを組み合わせた2重フィルター構造になっています。

実際に使用すると、普段の掃除では便利だと感じました。

ホコリや毛、食べ物のカスなどを吸い込む場合、微細ではないゴミはステンレスフィルターで受け止められ、HEPAフィルターまで汚れが広がりにくくなっています。
HEPAフィルターの汚れを抑えやすいのは、メンテナンスの面でもメリットです。

微細なゴミはステンレスフィルターをすり抜ける

実際に、のこぎりで木材を切った際に出る削りカスのような細かなゴミを吸い込ませたところ、ステンレスフィルターをすり抜け、ステンレスフィルターとHEPAフィルターの間に溜まりました。
この状態になると、溜まったゴミを取り除くためにはフィルターを取り外す必要があります。

つまり、ワンタッチでダストカップを開けられる構造ではあるものの、ゴミの種類によってはボタンを押すだけですべてのゴミを捨てられるわけではありません。

とはいえ、ホコリや毛など、普段の生活で発生するゴミを掃除する範囲では、特に大きな問題は感じませんでした。
車内のホコリや食べこぼし、家具の隙間など、一般的な用途が中心であれば、便利なフィルター構成だと思います。

ワンタッチのゴミ捨ては便利。ただし気になる点も

本製品は、ゴミ捨てボタンを押すだけでダストカップを開けられるため、手軽にゴミを捨てられるのは便利です。
ただし、実際に使ってみると気になる点もありました。

① ゴミが引っ掛かり、すんなり落ちづらい印象

本製品はステンレスフィルターとHEPAフィルターを組み合わせた2重構造になっています。
その分、フィルターが大きくなり、ダストカップ内でフィルター周辺に残された空間が狭くなっています。そのため、吸い込んだゴミがフィルター周辺に引っ掛かり、ダストカップを開けてもすんなり落ちづらい印象を受けました。
ゴミをしっかり取り除こうとすると、結局ダストカップを本体から外し、フィルターも取り外して掃除する必要があります。

ワンタッチでゴミ捨てができるのは便利ですが、毎回ボタンを押すだけで簡単にゴミ捨てが完了するとは限らない点は気になりました。

② ステンレスフィルターをすり抜けたゴミはワンタッチでは捨てられない

もうひとつは、ステンレスフィルターをすり抜けた細かなゴミです。

前述のとおり、のこぎりで木材を切った際に出る削りカスは、ステンレスフィルターを通過し、2つのフィルターの間に溜まってしまいました。
この部分に溜まったゴミは、ダストカップを開けるだけでは捨てられません。ダストカップを本体から外し、フィルターも取り外して清掃する必要があります。
このような微細なゴミは、木材の削りカスだけでなく、例えばお菓子の表面に付いた粉や、食品の細かな粉末など、日常生活の中でも出てくると思います。

ホコリや毛、食べ物のカスなど、普段の生活で発生するゴミが中心であれば特に問題にはなりにくいですが、微細なゴミを掃除する機会が多い人は、フィルターの清掃に手間がかかる点を覚えておきたいところです(あえて2重フィルターではない製品を選ぶという手もありかもしれません)。

動作音・静音性

動作音についても測定してみました。

・窓を閉め切った室内
・騒音計を使用
・製品本体から約1m程度離れた位置から測定

状態測定値
電源OFF約46dB(A)
風量レベル1(標準)約72dB(A)
風量レベル2(強)約78dB(A)

電源OFFの状態でも周囲の環境音を拾うため、約46dB(A)が測定環境の目安になります。

実際に測定結果を見た印象としては、ほかのハンディクリーナーと比べて特別に静かというわけでも、うるさいというわけでもありませんでした。
もちろん、騒音計の種類や測定環境、周囲の反響などによって数値は変わるため、あくまで今回の環境で測定した参考値として考えてください。

「他製品と比べて静音性に優れている」とは言えませんが、強力な吸引力を考えると個人的には妥当な(納得すべき)レベルかなと感じました。

MD-V106 MADELINE SPハンディクリーナーを使って感じたメリット・デメリット

実際に使用・測定して分かった、本製品の良かった点と気になった点を整理します。

良かった点

  • 吸引力が強い:自作テスターによる測定では、手持ちのハンディクリーナーの中でも最強クラスの数値を記録
  • 2重フィルター構造:普段のホコリや毛などはステンレスフィルターで受け止められ、HEPAフィルターが汚れにくい
  • ワンタッチでゴミ捨てできる:通常のゴミであれば、ダストカップを簡単に開けて捨てられる
  • バッテリー残量を確認できる:3段階表示で、充電のタイミングを把握しやすい
  • 収納袋が付属する:ノズルなどの付属品をまとめて保管できる
  • ベージュのカラー:無骨なデザインが苦手な人にも選びやすい

気になった点

  • 残量表示は3段階:パーセント単位で細かく確認できるわけではない
  • 微細なゴミは2つのフィルターの間に溜まる:微細なゴミが溜まってきたら、フィルターを外して清掃する必要がある
  • ワンタッチでダストカップを空けられるものの、カップ内にゴミが引っ掛かってスムーズには捨てづらい印象:カップ内、フィルター周りの空間が狭いのでゴミが出づらい
  • 動作音はそれなりにある:特に強モードでは約78dB(A)を測定
  • サイズや軽さは標準的:コンパクトさや軽量性が際立つ製品ではない

こうして整理してみると、デメリットは清掃面以外は無しといっても良いのではないかと個人的には思いました。
液晶表示は3段階: 実使用上、不満を感じたことがない
動作音はそれなりにある: 他製品より突出してうるさいわけではなく妥当
サイズや軽さは標準的: 他製品とくらべて大きい・重いわけでもなく妥当

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まとめ:吸引力を重視するなら有力な選択肢

MD-V106 MADELINE SP ハンディクリーナーを実際に使用し、吸引力やフィルター構造、ゴミ捨てのしやすさなどを確認しました。

本製品の一番の特徴は、なんといっても吸引力です。

公称値は14,000Paと控えめですが、自作の吸引力テスターによる測定では、これまでに使用してきたハンディクリーナーの中でも最強クラスの数値を記録しました。
測定方法が異なるため、公称値と今回の実測値を直接比較することはできませんが、少なくとも手持ちの製品間で同一条件で比較した結果では、吸引力の高さが際立つ結果になっています。
販売ページでは「市場の誇張表記とは異なり、本機は実機測定ベースの吸引力を採用」とアピールしていますが、個人的には「嘘偽りなし!」という評価です。

また、ステンレス+HEPAの2重フィルターやワンタッチのゴミ捨て機構など、普段使いに便利な機能も備えています。
一方で、微細なゴミは2つのフィルターの間に入り込む場合があり、その際はフィルターを取り外して清掃する必要があります。ゴミ捨てが完全に手間いらずというわけではありません。

こんな人に向いている

  • ハンディクリーナーでも吸引力を重視したい人
  • 車内や部屋のちょっとしたゴミをしっかり吸い取りたい人
  • バッテリー残量や風量を本体で確認したい人
  • ノズルなどの付属品をまとめて保管したい人
  • デザイン(生活空間に置いていても調和)を気にしたい人

一方、微細なゴミを掃除する頻度が多い使い方の人は、他の選択肢(HEPAフィルターのみの製品や、吸引力控えめでその分動作音が小さい製品)を比較検討してみるのも良いのではないかと思います。

本製品は、吸引力を重視して選びたい人にとって、とても魅力のあるハンディクリーナーだと感じました。

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