VELAR ポータブル冷蔵庫 18Lを実機レビュー!冷却性能・消費電力・電気代を実測【EENOUR C20とも比較】

家電レビュー

以前レビューしたEENOUR C20は、冷却性能や使い勝手ともに満足度の高いポータブル冷蔵庫でした。

今回は、新たに18Lクラスの「VELAR ポータブル冷蔵庫」を実際に使用・測定する機会があったので、収納力や冷却性能、消費電力、動作音などを実測しながら詳しくレビューしていきます。

メーカー公表のスペックだけでは分からない実際の使い勝手や、前回レビューしたEENOUR C20との違いについても紹介します。

結論から書くと、

  • ちゃんと冷蔵庫/冷凍庫として使える
  • 前回レビューのC20よりもさらに省電力だった
  • 懸念点は2Lペットボトル収納力

用途がマッチする方には十分に魅力的な(購入検討している方にもオススメできる)製品でした。

※この製品は継続検証していきます。新たなデータが取れ次第、随時追記予定です。

VELAR ポータブル冷蔵庫 18L

この記事で実際に使用・測定した製品です。
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VELAR ポータブル冷蔵庫 18Lの仕様

  • 容量:18L
  • 設定温度:-20℃~20℃
  • 電源:AC100V / DC12V・24V
  • 重量:約9.8kg
  • 内蔵バッテリー:内蔵可能・添付なし ※バッテリー標準添付モデルあり

私は内蔵バッテリーは不要と判断しています(AC電源/シガー電源/ポータブルバッテリー給電で問題なし)。
私が調べた範囲ではバッテリー単体の型番や販売リンク等が製品ページや取説で見当たらなかったので、「いったんバッテリーなしモデルを購入してバッテリーは後日購入」を考えている方は注意が必要かもしれません。

開封・付属品

本体は発泡スチロールでしっかり保護された状態で梱包されていました。
付属品は以下の通りです。

  • AC電源コード
  • DC(シガーソケット)電源コード
  • 日本語の取扱説明書と特典案内の紙(LINE登録で2年保証)

外観・使い勝手

外装は樹脂製です。
耐荷重110kgでフタに座る(椅子として使う)事も可能です。
重量は約9.8kgで、このクラスのポータブル冷蔵庫としてはやや軽い方かなと思います。

庫内は完全な長方形ではなく、実測で

  • 約21×24×30cm
  • 約7×24×12cm

の2つのスペースに分かれています。
仕切りは取り外し可能です。なお、完全に仕切られているわけではないので冷蔵・冷凍を同時に使い分ける用途には対応していません。
一方で、飲み物と小物を分けて入れておくなどの用途には便利です。

フタは上開きタイプで、
○ 冷気が逃げにくい
○ 庫内に冷やしたいものを積み重ねやすい
というメリットの一方で、
△ フタが開けられなくなるのでフタの上に物を置いたままにできない・上部にスペースが必要
がデメリットかなと感じました。

収納力

18Lという容量と寸法では実使用感がイメージしにくいので、実際にペットボトルを入れて確認してみました。

600mlペットボトルまでなら3本、横に並べて置けました。
これを4段まで積めたので計12本、仕切られた小さいスペースに600mlペットボトル1本を入れられるのでトータル13本まで入れることができました。

一方、2Lペットボトルについては縦・横とも収まらず、斜め向きに入れることしかできませんでした。
2Lペットボトルは1本しか入れられませんが、空いたスペースに600mlペットボトルを2本、縦に入れることができます。
庫内の高さがあと2cmくらい大きければ2Lペットボトルを縦置きで4本まで入れられたので、その点はやや残念な印象です。

【実測】冷却性能・消費電力を検証

測定内容

  • 冷蔵庫内は空の状態
  • スマホからBluetooth接続できる温度計を庫内に設置し、設定した温度に到達するまでの時間を測定
  • コンセントにワットチェッカーを接続し、設定した温度に到達するまでの消費電力を測定

温度は冷蔵庫本体の液晶に表示されるのですが、庫内中央の温度を測りたいのと温度変化の推移をスマホで確認したかったので温度計を設置しました。

※温度計、ワットチェッカーともプロ用ではない製品を使っているため測定数値には誤差が出る可能性があります。また測定時の室温・気温によって測定数値が変わる可能性があるので、目安として見てもらえると幸いです。

冷蔵性能

製品紹介では「わずか15分で0℃」と書かれていますが、実測ではそこまで短時間では冷えなかったものの、ポータブル冷蔵庫としてはまずまずの冷却速度だとは感じました。

なお、ECOモードとMAXモードの違いですが、「4℃に達するまでの時間と消費電力(電気代)はほとんど変わらない」という結果になりました。
また、24時間使用時の消費電力(電気代)も両モードで大きな違いは見られませんでした。

項目ECOモードMAXモード
測定開始時の温度24.7°C(庫内設置の温度計)
26°C(冷蔵庫の温度表示)
25.2°C(庫内設置の温度計)
26°C(冷蔵庫の温度表示)
設定温度4°C4°C
冷蔵庫の温度表示が設定温度に到達するまでの時間約31分約31分
庫内温度計が設定温度に到達するまでの消費電力(1kWh=31円換算)0.01kWh(約0.40円)0.01kWh(約0.40円)
設定温度到達後、24時間使用時の消費電力(1kWh=31円換算)0.14kWh(約4.58円)0.15kWh(約4.96円)

冷凍性能

ECOモードでは、-16℃付近までは順調に冷えたものの、-18℃に到達するまで20分以上かかり、結果的には消費電力もMAXモードより大きくなってしまいました。
もう少し検証が必要かと思いますが、現時点では冷凍庫として使うならMAXモードの方が良いかもしれません。

項目ECOモードMAXモード
測定開始時の温度25.2°C(庫内設置の温度計)
28°C(冷蔵庫の温度表示)
25.0°C(庫内設置の温度計)
28°C(冷蔵庫の温度表示)
設定温度-18°C-18°C
冷蔵庫の温度表示が設定温度に到達するまでの時間約144分約88分
冷蔵庫の温度表示が設定温度に到達した時点の庫内温度計の温度-18.4℃-17.8℃
庫内温度計が設定温度に到達するまでの消費電力(1kWh=31円換算)0.05kWh(1.76円)0.04kWh(1.51円)
設定温度到達後、24時間使用時の消費電力(1kWh=31円換算)0.44kWh(13.82円)0.54kWh(16.92円)

屋外での実用性を検証

ポータブル電源で使ったらどうなる?

本製品をポータブル電源でどの程度連続使用できるのか、屋外検証してみました。

本検証で使用したポータブル電源は、「NEX430」という製品です。
容量192Wh(60,000mAh)のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、最大200WのACコンセントを使用可能。2.1kgと軽量コンパクトなので気軽に持ち運べます。

製品詳細はこちら
ポータブル電源 蓄電池 小型 192Wh 60000mAh 定格200W リン酸鉄リチウムイオン PD100W 防災 アウトドア キャンプ 車中泊 軽量 2.1kg NEX430 (ホワイト)

ECOモード・4℃設定で室内から日当たりの良いベランダへ移動し、100%充電したポータブル電源に接続。最高気温34℃の環境で午前9時20分頃から検証を開始したところ、16時03分頃にポータブル電源の残量が5%となり、電源が停止しました。

連続稼働時間は約6時間40分です。

正直なところ、ポータブル電源での使用時間についてはもう少し長く使えることを期待していました。

一方、冷蔵庫としての動作は非常に安定しており、検証中は庫内温度が約1℃まで下がるとコンプレッサーが停止し、約3℃まで上昇すると再び作動する動作を繰り返していました。最高気温34℃の屋外でも冷蔵庫としての機能には全く問題ありませんでした。

室内では約1℃→3℃まで上昇するのに約21分、3℃→1℃まで冷却するのに約13分だったのに対し、屋外では約13分→約14分と、温度上昇が早くなった分だけコンプレッサーの作動サイクルも短くなりました。

ポータブル電源での連続使用時間だけを見ると期待したほどではありませんでしたが、消費電力が比較的小さいVELARでも、暑い環境で冷蔵庫として問題なく使えることは確認できました。

動作音について

コンプレッサー自体の動作音は、製品紹介でアピールされている通りとても静かです。
コンプレッサー停止→動作開始時にありがちな「ドン」という始動音もほぼありません。

ただ、電源オン中は常に「カラカラ」という音が不規則に聞こえ続けます。
私は就寝時も気にせず使用できていますが、気になる人にはストレスになるかもしれません(特に枕元の近くに設置する場合)。
※カラカラ音は個体差(たまたま私の手元にある製品のみ音が出ている)の可能性はあります。

EENOUR C20 20Lポータブル冷蔵庫との比較

実際に測定してみると、両機種にはそれぞれ特徴がありました。

VELAR 18L:低消費電力と軽さが魅力
◎ 連続運転時の消費電力が非常に少ない
〇 C20の約10.5kgに対し、約9.8kgと軽い
〇 冷蔵庫本体の温度表示と、庫内温度計の温度との差がほとんどない
△ 2Lペットボトルは実質1本しか入れられない
△ コンプレッサー作動中の「カラカラ」音が気になる

EENOUR C20:容量で選ぶならこちら
◎ 2Lペットボトル4本+αが入る余裕の庫内サイズ
△ 十分実用に値するものの、VELARと比較すると重さ・消費電力ではやや劣る

なお、設定温度への到達時間についての補足ですが、
・C20は本体の温度表示が庫内に設置した温度計より先に設定温度へ到達する傾向があった(なので設定温度に到達するまでの時間は短めになった)
・VELARは本体の温度表示が庫内温度計とほぼ一致していた(なので設定温度に到達するまでの時間がC20より長めになった)
と、温度センサーの位置や制御方法の違いが影響している可能性あり、冷却能力に関しては優劣付けづらいと判断しました(ただ、どちらも冷却能力は十分に実用的だと評価しています)。

VELAR 18LEENOUR C20
本体重量約9.8kg約10.5kg
2Lペットボトル収納量1本4本
500mlペットボトル収納量13本20本
24h消費電力(4℃/ECOモード)0.14kWh(4.58円)0.32kWh(9.9円)
24h消費電力(4℃/MAXモード)0.15kWh(4.96円)0.36kWh(11.2円)
24h消費電力(-18℃/ECOモード) 0.44kWh(13.82円)0.62kWh(19.2円)
24h消費電力(-18℃/MAXモード)0.54kWh(16.92円)0.77kWh(23.9円)
4℃到達時間(ECOモード)約31分(26℃ → 4℃)約34分(25℃ → 4℃)
4℃到達時間(MAXモード)約31分(26℃ → 4℃)約26分(26℃ → 4℃)
-18℃到達時間(ECOモード)約144分(28℃ → -18℃)約71分(27℃ → -18℃)
-18℃到達時間(MAXモード)約88分(28℃ → -18℃)約45分(27℃ → -18℃)

総合評価

★★★★☆(4.0点 / 5.0満点中)
・冷却性能:◎
・消費電力:◎
・使いやすさ:〇
・静音性:○

VELAR 18Lポータブル冷蔵庫は「ちゃんと使えて低消費電力な冷蔵庫」でした。

実測・実使用した結果も、

  • 冷蔵庫としてはもちろん、冷凍庫としてもしっかり実用になる
  • 消費電力はC20以上に優秀
  • 冷却速度は十分速い

という印象でした。

VELAR 18Lポータブル冷蔵庫はこんな人におすすめ

本製品は、使う人の用途によって評価が星×5になりうると思います。
気になる点は「2Lペットボトルの収納性」と「カラカラ音(※個体差の可能性あり)」だけなので、この点が気にならない方には第一選択肢としても良いと感じています。

  • 入れたい飲み物は500mlペットボトルや缶がメインで、2Lペットボトルは1本入れば十分
  • 室内での常用がメインの方(低消費電力)

時期によってクーポン適用で割安になっている事もあるようです。
気になる方は是非チェックしてみてください。

VELAR ポータブル冷蔵庫 18L

この記事で実際に使用・測定した製品です。
現在の価格や詳細はこちらから確認できます。

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ここまで読んでいただき有難うございました。
実機検証は継続していきますので、また本ブログにお越しいただけましたら幸いです。

合わせて今回比較した「EENOUR C20ポータブル冷蔵庫」のレビュー記事もぜひご覧ください。

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